元巨人・野村貴仁氏が覚醒剤“密売人”著書に怒りの反論「塩だと?清原には本物を渡した」

★真相インタビュー・前編

 プロ野球の元スーパースター清原和博氏(49)が、5月31日に覚せい剤取締法違反で懲役2年6月・執行猶予4年の有罪判決を受けてからはや半年近く。同氏に関する暴露本出版が相次いでいる。今月には、清原氏に覚醒剤を譲り渡していたとして懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を受けた密売人の小林和之氏(45)=群馬県内日本料理店勤務=が告白本『密売』(ミリオン出版)を上梓した。ところが、その内容の一部にあの野村貴仁氏(47)が激怒しているという。夕刊フジ記者は高知県内の野村氏の自宅を訪ねた。 (山戸英州)

 野村氏自身、現役引退後の2006年に覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役1年6月・執行猶予3年の有罪判決。

 今年9月に自伝本『再生』(角川書店)を発売し、その中で巨人での現役時代に、同僚の清原氏に覚せい剤を譲り渡したことを明かしている。

 ところが、小林氏の『密売』を読むと、『野村貴仁のこと』との章があり、清原氏を小林氏に紹介した「D氏」から聞いた話として、こんな記述が見られる。

 『清原さんが野村に覚醒剤20グラムの代金として50万円を渡し、調達を依頼。野村が持ってきたブツを調べたら、すべて塩だった-。詐欺師Dの言うことだから、根も葉もない作り話かもしれないが』

 この部分に、野村氏は怒りをあらわにする。

 「(小林氏サイドから発売前に連絡は)ないです。これは、名誉毀損ですよ。塩だった? そんなワケないでしょう。もしそうなら、何で受け渡した時点で文句が出ないのか。(物は)本物だった。塩なら塩って(相手が)いうやないですか。僕が塩で何をもうけたんですか」

 --それこそ根も葉もない話か

 「塩なら文句いうたらええやないですか。(代金も)たった50万円。当時僕は高給取りやったんですよ。そんなこと、するわけがない。何をどう言っても、清原が逮捕されているのがすべてですよ。何を言うても話が通らない。注射打って効かなかったっていえばいいのに。事実と異なるので、今後法的手段に出るかどうか検討します」

 --清原氏に譲り渡したのは覚醒剤だけではなかった

 「依頼が多かったのは、(合成麻薬の)エクスタシー、コカインの方がずっと多いですよ。エクスタシーなら100錠。(清原氏が)『お前の持ってるのが効くから』ということだった」

 --今年は清原氏の一件でにわかに脚光を浴びた

 「今でも、別に清原(氏の話題)でメシを食おうとは思っていないし、そんなこと考えてもいない。2月に逮捕されて、それ以降は薬物で高知東生ら著名人が捕まる度にこっちに(報道陣が)来る。これも迷惑な話。僕、何も知りませんよ、ホント。おかげで、野球の教え子に会えなくなったり、野球指導ができにくくなったり、いろいろと影響はでました。いろんなところに出掛けていきにくくなったのも、残念です」

 --いま清原氏に対する思いは

 「今、何をしているんですかね。ただ、世界が清原中心で回っているってことはない。もう、捕まってしまったことは仕方がない。もう、これから(彼と)交わることもないだろうし。プロ野球界に戻るといっても、相当厳しいと思う。自分がまいた種。今後、連絡もないでしょう。僕にとって(清原氏の騒動は)完全にマイナスになった」

 --今後、どんな仕事を

 「プロに行く人の代理人的な仕事。それに、動画投稿サイトを見て、将来が有望な野球選手の指導などができればいいと思う。県内外に球界の知人がいるし、どんどん野球指導をしていきたい」

 阪神が秋季キャンプを張る安芸市から車で約1時間のところで生活を営む野村氏。清原氏絡みで妙な注目のされ方をした野村氏だが、もともとはオリックス、巨人、米大リーグ・ブルワーズなどで150キロ近い球速を誇るリリーフ左腕として活躍。いまもプロ球界への関心強く、さまざまな紆余曲折はあったにせよ、目の奥には野球への情熱がまだ燃えていると感じた。明日は、そのあたりを聞いてみたい。

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