リオ貧民街住民に五輪はどう映る? 貧困と暴力の街に潜入

 【サザンクロス通信inRIO】開会式の演出に取り入れられたリオを象徴する風景として市内の至るところで出くわすファベーラ(貧民街)。その内側から五輪はどう見えているのか。貧困と暴力の街に潜入した。

 リオの全人口の4分の1、150万人が暮らすとされるファベーラ。開会式が行われたマラカナン競技場からわずか3キロにあるその1つ、「モーホ・ド・マカーコ」(猿の丘の意)は、斜面に小さな家々がひしめき合う、典型的なスラムの街並みだ。

 3人の交渉役を介してこの街に暮らすジョルジさん(36)宅を訪ねることに。大通りを離れ街に踏み入った瞬間から、住人の警戒と好奇の視線にさらされる。入り組んだ路地を進み、石段を登ってたどり着いた白壁の家。リビングは拍子抜けするほどこぎれいだった。月収は手取り3万円台ながらテレビもインターネットも完備され、電気代や通信代もちゃんと払っているという。

 「五輪はテレビで見ているよ。でも遠くでやっていることという感覚だね。チケットももらったけど、たぶん見に行かないな」とジョルジさん。だが6人の子供のうち、柔道を習うルーカス君(12)は出かけたそうな表情を浮かべた。

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