綱取りに挑む琴奨菊、圧巻の出足で完勝 大相撲春場所

 圧巻の出足だった。琴奨菊は鋭い踏み込みから、左を差すと右は抱えたまま前進。あまりの圧力の強さに171キロの高安の右足が何度も浮く。互いに得意の左四つになるも、がぶって自ら攻め続け難なく寄り切った。

 初めての綱取り場所で初日の緊張感をまったく感じさせず、持ち前の攻めが出た。本人も「満足している。良い相撲で攻めていたから良い流れができた」とご満悦だ。

 日本出身力士として10年ぶりの優勝は影響力が大きく、各種イベントに引っ張りだこ。それでも本人は前向きな言葉を発し続けた。

 この日の取組後もそう。「自分のやっている方向は間違っていない。結果も大事だが、その過程も大事だから」と語る表情からは、はっきりとした自信がうかがえた。(藤原翔)

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