清原容疑者 「おれは人でも殺したのか」 西武では味わったことのない執拗バッシング

★選手・清原和博 裏番行状記 巨人編

 覚醒剤所持の疑いで逮捕された清原和博容疑者(48)は、1996年オフに西武からFA権を使って巨人に移籍した。85年ドラフトで指名を受けなかった意中の球団に11年かけてたどり着いた格好だが、待っていたのは苦悩ばかり。「巨人に行ってからおかしくなった」と声があがる、その舞台裏を探る。

 「思い切って僕の胸に飛び込んできてほしい」。96年オフ。巨人と阪神の激烈な清原争奪戦は、当時監督の長嶋茂雄氏(現終身名誉監督)が本人に直接呼びかけたこのひと言で、ケリがついたとされている。

 だが争奪戦前、長嶋氏が都内のうなぎ店で球団関係者と食事していると、店に呼び出しの電話が入った。相手は渡辺恒雄オーナー(現球団最高顧問)。会話を終えた指揮官は「清原を取ることになった」と漏らした。

 その関係者は「現場サイドでは、清原を欲しい選手とみていなかった。“4番・一塁”を張る落合博満(現中日GM)が健在だったからだ。清原を寵愛していた西武・堤義明オーナーが巨人への思いを知り、渡辺オーナーに『取ってやってほしい』と持ちかけたと聞いている」と証言する。

 “4番・一塁”は2人いらない。後日、長嶋氏と都内ホテルで極秘会談した落合氏は、この席で最終的に「(巨人を)辞めさせていただきます」と伝えたという。

 「最初、落合は巨人残留に前向きでした。清原と公平な立場でポジション争いができると思っていたし、勝つ自信もあった。しかしミスターは『来年はベンチスタートということもあるかもしれない。次の4番を育てなければならない事情もある。了解してくれ』と言った。ベンチで清原に4番の何たるかを伝授し1年たったらクビ、ではつまらないと気持ちが変わったようだ」(同)

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