“スター不在”大阪桐蔭「力を束ねて」逆転劇でV:イザ!

2014.8.25 16:41

“スター不在”大阪桐蔭「力を束ねて」逆転劇でV

 《“スター不在”の大阪桐蔭V 主将・中村が意地の逆転打 夏の甲子園》

 “スター不在”と言われ続けてきたチームが堂々と全国の頂点に立った。2年ぶりの悲願を達成した大阪桐蔭。5点差を逆転した準決勝の敦賀気比(福井)戦と同様に、この日も七回の逆転劇で勝利した。

 主将の意地の一打だった。2-3で迎えた七回2死満塁から中村が2点適時打。三重の中堅の長野が前進したが、わずかにグラブに届かず、白球が芝の上に落ちた。この逆転劇で奮い立ったエース福島も連投ながら、堂々の完投勝利を収めた。

 主将の中村は大阪大会の3回戦で顔面に死球を受け、鼻骨を骨折した。ただ、「その試合がターニングポイントとなった」と西谷監督は振り返る。「中村主将に“おんぶに抱っこ”だった」というチーム。指揮官は年明けから峯本、香月ら4人を副主将に指名していたが、彼らが話し合ってチームをまとめ、ようやく団結力が生まれた。

 2年前は藤浪(現阪神)や森(現西武)らスターに恵まれていたが、今春はセンバツ出場も逃し、指揮官は「力を束ねてここまで来られた」と振り返る。チーム一丸でつかんだ頂点の景色はまた格別だった。(丸山和郎)

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