キム・ヨナ判定問題、ついにISU提訴へ踏み切る韓国 これも恨の文化なのか

五輪フィギュア判定をめぐりISU提訴に踏み切った韓国スポーツ界。米誌はその粘着ぶりについて韓国文化の根底に潜む1つの要因を指摘した。

 ソチ五輪が終了して早くも1カ月以上が過ぎたが、韓国の大韓体育会とスケート連盟は3月21日にフィギュア女子のキム・ヨナに対する判定問題に関して国際スケート連盟(ISU)の懲戒委員会に提訴する方針を決めた。ただし、判定が覆るのは難しいと判断。審判員の構成に問題があったという「倫理規定違反」と論点をすり替えての要請となっている。これに対し、ISUのチンクワンタ会長は27日に「証拠を示せ」と話し、強気な姿勢を崩しておらず、韓国内で依然としてくすぶり続ける同問題への“不満”を一掃できるかは不透明だ。当事者のキム・ヨナは「異議を申し立てたことに対し、その決定を尊重し、その意味を謙虚に受け入れたい」と追随する姿勢を明確にした。

 韓国内では、キム・ヨナのファンが17日の韓国経済新聞に「大韓体育会が多少遅れて追加的措置を取ると言及したが、待つには残った時間がいくらもない」「大韓体育会やスケート連盟に必ず提訴することを強調して要求する」という意見広告を掲載し、早急な対処を求めていた。さらに、1人のファンが19日からソウル・オリンピック公園で判定に対する提訴を要請するデモを始め、団体集会を呼び掛けたという。事態は沈静化するどころか、過激化の一途をたどっていた。

 この状況に、10日付の公式ホームページで国際オリンピック委員会(IOC)とISUに対し「調査と見解の表明を要請した」と掲載した大韓体育会は「異議を申し立てるかどうか腐心してきた」(21日付の聯合ニュース)という。そして、落としどころとして「判定が覆されるのは難しいが、不適切な審判構成など非倫理的な問題は放置できない」(22日付の韓国紙・中央日報)と「倫理規定違反」に落ち着いたようだ。

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