稀勢の里「悔しい」 綱取りで先越され、賜杯争いも絡めず 大相撲春場所:イザ!

2014.3.23 22:06

稀勢の里「悔しい」 綱取りで先越され、賜杯争いも絡めず 大相撲春場所

 稀勢の里はいま、何を思うのか。初めてのかど番は脱出したが、千秋楽は豪栄道に完敗し、9勝6敗。賜杯争いに加われず、初優勝、横綱昇進でも鶴竜に先を越される形となる。

 「やっぱり悔しい。自分の責任でもある」。胸の内にある苦い思いを明かした。

 先場所痛めた右足親指の負傷が完治しないまま臨んだ今場所。10日目に勝ち越したが、11、12日目の日馬富士、白鵬戦で連敗した。合口の良い13日目の鶴竜戦の黒星は「完全に負けた感じだった」と認める。

 鶴竜は一度で綱を引き寄せた。対照的に、和製横綱誕生の期待を一身に背負う稀勢の里は昨年名古屋場所、今年初場所と2度綱取りに挑んだが、いずれも前半戦で崩れて果たせなかった。

 横綱を真っ向勝負で倒す地力はある。あとは目の前の好機をつかむための強い精神力がほしい。

 27歳は「横綱が2人から3人になれば、自分にかけられる期待も大きくなる。刺激になるし、もっとやらなきゃいけない」。この屈辱を力に変えてみせる。(藤原翔)

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