“寝業師”の資質は残念ながら…肩書が似合わない阪神・中村GMの「謝罪事件」:イザ!

2014.1.3 10:52

“寝業師”の資質は残念ながら…肩書が似合わない阪神・中村GMの「謝罪事件」

【田所龍一の球界よもやま話】中日・落合×阪神・中村「GM対決」(上)

 シーズン中の戦いよりも、オフに入り各球団のストーブリーグの動きに心躍らされるのは、やはり元プロ野球記者だった本能だろうか。

 今オフ、気になる2つの事件が起こった。ひとつはBクラス(4位)に転落した中日に突然、落合博満ゼネラルマネジャー(GM)が就任し、球団の至宝ともいうべき存在のベテラン井端弘和内野手をバッサリ切り捨てた事件。そしてもうひとつが阪神・中村勝広GMのフリーエージェント(FA)宣言した久保康友投手への謝罪事件である。

 日本球界では米大リーグ(MLB)のようなGM制度の定着は無理-といわれる中で誕生したこの2人のGMの動きは実におもしろい。というわけで、落合vs中村「GM龍虎対決」である。

 「それは中村GMの方が分が悪いし、比べるのはかわいそうだろう」

 2人のGM比較をしようと思ったとたんに、多くの球界関係者からこんな指摘を受けた。同じGMとはいえ現役時代の成績や監督時代の実績、そして就任の経緯から見て明らかに球団内での力関係が違う。勝負にならない-というのである。実に的確で厳しい指摘だ。

 中村氏が阪神のGMに就任したのは一昨年9月。これといった補強もせずに臨んだ和田豊監督のシーズン1年目。当然のようにチーム成績は落ち込み55勝75敗14分けの5位。球団経営とチーム作り-両立の難しさを痛感した南信男球団社長が「やはりチーム作りは専門家の目が必要」と再建策のの第一弾として打ったのが、中村氏のGM招聘(しょうへい)だった。

 だが、この人選にはOBたちや中村氏を知る多くの球界関係者から驚きの声が挙がった。

 「OB会長だった田淵が楽天のコーチになり、誰を後任にするか-と話し合ったとき、中村の名前も挙がったが、ほぼ全員が『器でない』と反対した。そんな彼がGM? びっくりしたよ」

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