男子の高橋選出 全日本成績より「世界で勝てる実績」重視 フィギュア

 世界ランキングで羽生に次ぐ日本人2位の高橋か、最終選考会の全日本3位の小塚か。日本スケート連盟は、けがで全日本5位に沈んだ高橋の「実績」を重視した。

 高橋は、前回バンクーバー五輪で日本男子初の銅メダルを獲得し、世界王者の実績もある。右脛骨骨挫傷の負傷を負ったのが11月26日で、今大会までに完治できていなかった。長光歌子コーチが「あと1週間欲しかった」と悔やんだように、来年2月のソチ五輪までに状態が回復する可能性は大きかった。

 世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)ら「世界」と戦うことを想定した場合、コンディションを戻した高橋が、今季のグランプリ(GP)シリーズで不調だった小塚よりも「勝てる」と見たのだろう。

 選考基準では、全日本優勝者以外は、GPファイナル最上位メダリストや世界ランク、シーズンベストなどを総合的に判断することになっていた。高橋や浅田らエースのまさかの事態の“救済”理由との見方もできる。それだけに、高橋には本番でエースの名にふさわしい演技が求められる。(田中充)

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