【チェックアイ】西村徳文氏 楽天に流れ引き戻した田中の力投 日本シリーズ:イザ!

2013.10.28 02:24

【チェックアイ】西村徳文氏 楽天に流れ引き戻した田中の力投 日本シリーズ

 楽天のシリーズ初勝利は田中の力投に尽きるといっていい。

 五回の攻撃は、無死一塁の走者が投飛で飛び出すミスで併殺。直後の六回、田中は2死から2四球と安打で満塁のピンチを招いたが、ギアを一段上げロペスを152キロの直球で空振り三振に仕留めた。相手に向きかけた流れを断ち切る投球はさすがで、田中のすごさを改めて見せつけられた。

 その裏に無死一塁で走者をきっちり犠打で送り、銀次が先制の適時打を放った。第1戦では自分の失策が失点につながったうえ、無安打に終わっており、気迫のヒットだったと思う。

 巨人の先発・菅野は六回途中まで1失点は立派。投げ合う相手が田中だけに好投は報われなかったが、次の登板に期待できる。第1戦が4安打、この日も3安打に終わった打線は心配だが、休養を挟み本拠地で第3戦を迎えれば本来の調子を取り戻すだろう。

 対戦成績は五分となったが、先発投手陣などを比較すればまだ巨人有利。楽天は美馬の先発が予想される第3戦が大きなカギとなりそうだ。

 第3戦を取れれば2勝1敗と勝ち越し、第5戦に中4日の則本、第6戦に中5日の田中を先発させる見通しが立つ。逆に第3戦を落とせば、第4戦以降の先発のやりくりがかなり苦しくなる。(本紙専属評論家)