小池百合子氏、都知事選“再選出馬”表明も…「7つのゼロ公約」どうなった?

 東京都の小池百合子知事は12日、再選を目指して都知事選(18日告示、7月5日投開票)に立候補すると表明した。1400万人都市を牽引(けんいん)してきた現職知事として、新型コロナウイルス対策や、来年夏に延期された東京五輪・パラリンピックの準備などの課題に対応した都政の継続を訴える。一方、4年前に「7つのゼロを目指します」と高らかに宣言した公約は、多くが道半ばだ。

 「(新型コロナ対策は)喫緊の課題だ」「首都の経済を元に戻し、日本の成長戦略を前に進めていきたい」

 小池氏は出馬会見でこう語った。初当選時と同じ勝負カラーである緑色のスカーフをまとっていた。新型コロナウイルスの「東京アラート」を解除した翌日という、絶妙のタイミングだった。

 主な公約に、「感染第2波への備え」や「今後の経済再生」「国際金融都市の実現」「行財政改革」などを掲げた。「4年前は崖から飛び降りた。改めて政党の推薦は求めることなく、都民の推薦、推挙を得るべく挑みたい」といい、政党の推薦は求めない方針だ。

 圧倒的知名度を誇り、新型コロナ対策でもリーダーシップを発揮した知事の自信が感じられる。ただ、この4年間の実績には疑問符が付く。前回、「東京大改革」として掲げた「7つのゼロ」の進捗(しんちょく)状況はイマイチだ。

 「ペット殺処分ゼロ」は2018年度に実現し、「児童待機ゼロ」は今年4月時点で17年より7割減の約2300人と、一定の成果を上げたといえるが、残り5つは達成には程遠い。「都道電柱ゼロ」は19年度の地中化率が約4割にしか過ぎない。

 都政運営でも、旧築地市場から豊洲市場への移転先送りなど、とかく「パフォーマンス優先だ」と批判されがちだった。告示直前に「カイロ大学首席卒業」の経歴に疑問を投げかけた週刊文春は完売した。

 小池氏は今回、「3密」回避のため、「街頭には出ない。オンラインによる、ウィズコロナ、ポストコロナの選挙を展開したい」という。

 有権者はどう判断するのか。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ