アイヌのサケ漁、要件緩和 名簿の提出不要に

 北海道は24日、伝統的な儀式や漁法の伝承目的に限り認めている川でのサケ漁の許可申請手続きについて、漁を行う先の市町の担当職員が認めた場合には、参加者の名簿提出を不要にする内規改正を近く行うと明らかにした。

 昨年5月施行のアイヌ施策推進法に基づき、文化振興や環境整備に向け作成した地域計画にサケ漁を盛り込んだ釧路市など6市町が対象。道の担当者は「誰が漁をするか各市町が把握できていればよい。手続きが簡単になる」と話した。

 アイヌのサケ漁は明治政府が禁止。道は平成17年から伝統儀式などに限って手続きを踏んだ上でのサケの捕獲を許可しているが、一部で反発を呼び、紋別市に住むアイヌの男性が昨夏に許可申請せずに漁を強行し、書類送検された。浦幌アイヌ協会(浦幌町)はサケ捕獲は先住民族の持つ「先住権」だとして国や道に確認を求める訴訟を起こす方針を固めている。

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