拉致早期解決の協力求める 家族会メンバーら、宮城県庁訪問 

 「仙台七夕まつり」(8日まで)の期間中、仙台市内で署名活動を行っている「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)」のメンバーらが7日、宮城県庁を訪問し、県幹部や県議会拉致議員連盟の議員らに早期解決に向けた協力を求めた。

 拉致問題の解決に向け、県は昨年、県職員に署名を募り、5742人分を家族会に渡した。先月31日には県と国が同市内でドキュメンタリーアニメ「めぐみ」の上映会を開催した。

 拉致被害者の増元るみ子さん(65)=拉致当時(24)=の弟で、家族会の前事務局長、増元照明さん(63)が「子供たちにも拉致問題が起きたこと、いまだに解決していないことを、ぜひ広めていただきたい」と訴えたのに対し、遠藤信哉副知事は「上映会やパネル展示などを通じた拉致問題の啓発活動を継続していく。拉致問題の早期解決に向け、断固とした決意を北朝鮮に示していきたい」と語った。

 一方、拉致議連会長の相沢光哉議長は「拉致問題には、オールジャパンで協力することになっているが、積極的でない政党が散見される。われわれ政治の立場にある者として、改善していかねばならない」と話した。

 特定失踪者家族会の副会長で、青森県弘前市出身の今井裕さん(68)=失踪当時(18)=の兄、今井英輝さん(76)もこの日の訪問に同席。今井さんは「母が昨年夏、99歳で亡くなった。『裕が帰るまで死ねない』と頑張っていたが、かなわなかった。われわれの時代で拉致問題を解決したい」と決意を口にした。

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