大阪ダブル選・維新会見詳報(2)「反維新はこの民意にどう向き合うのか」

〈統一地方選・大阪〉

 7日投開票の大阪府知事・市長のダブル選で、それぞれ当選を確実にした大阪維新の会新人で前大阪市長の吉村洋文氏(43)と、維新新人で前府知事の松井一郎氏(55)の会見。質問は最大の焦点となった大阪都構想に集中してきた。

 --松井氏に。選挙戦をどのように認識していたか

 松井氏「大阪都構想は大阪市に特別区を4つ作るというもの。相手陣営は、大阪市が無くなる、サービスが低下するということをずっと流布している。平成27年5月17日の住民投票でも、さまざまな情報操作、デマが飛び交った。そういう中で大阪都構想を争点にすれば、それは厳しい選挙戦になるとの判断をしていた」

 --前回の住民投票では橋下徹氏がいた。今回はいない選挙戦となった

 松井氏「この3年4カ月、吉村さんとぶれずに公約を守ってきたということへの評価だと思う。誰が応援しているからとかではなく、ぶれずに公約を実現してきた。そのことに対して皆さんにご判断を頂けたのだと思う」

 --当確が出たが、バンザイはしないのか

 松井氏「まだ仲間もいっぱい戦っている。バンザイというより、改めて身の引きしまる思い。これだけの勝負を僕たちはかけた。そのことに対して大きな評価を頂いた。その重責に対する緊張感の方が高い」

 --次の目標、住民投票を目指す時期は

 松井氏「まだ市議会、府議会の議席が固まっていない。府議会市議会の議席がどうなるかにもよる。ただ、今回の選挙を通じ、都構想反対の方も大勢いた。その人たちに都構想の中身を説明するためには、丁寧な議論が必要になる。都構想に反対されてきた会派の皆さんとも真っ正面から向き合って議論をしたい。議論を妨害することだけはやめてもらいたい」

 --交渉の背景として、今回の選挙結果はどんどんアピールしていくのか

 松井氏「今回は都構想が争点ということで戦った。やっぱり、この民意は大切にしていただきたい。ただ反対の声もあった。反対の皆さんに、大阪府と大阪市の関係が、人間関係に依存して一体になるのは非常に脆弱だ、ということは伝えていきたい」

 --前回も民意を背景に交渉を進めたが、次の交渉の進め方はどうする

 松井氏「これからの府議会、市議会の結果次第。自民党、公明党もこの結果をどう受け止めるのかのご意見を頂きたいと思う」

 --大阪都構想という地方分権改革が争点。全国に与えたインパクトは

 松井氏「本気でまちづくりをしていく、明治以来変わらなかった行政の制度を変えようと思えば、地方の政治家が戦わないといけない。住民に丁寧に中身について説明し、一つ一つの公約を実現していけば伝わる。伝わることによって、その地方地方の特色を生かしたまちづくりができるということを、全国の皆さんにご理解いただければと思う」

 --今回の選挙は維新対反維新という構図。今後の他党の関係は

 松井氏「今後、府議会、市議会の結果が出れば反対の人たちとも丁寧な議論をする。後は、この結果を受けて、反対をしていた方々が、この民意に対してどう向き合うのかが一番重要なポイントだ」

=おわり

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ