自民党総裁選 二階派が政策提言を発表 安倍晋三首相支持を意識し「戦後レジーム脱却の完成」

 自民党の二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、44人)は1日、ソウルでの研修会で政策提言を公表した。「強くてしなやかな美しい国日本の創出を目指す」とし、重点施策として戦後レジーム脱却の完成や北朝鮮による日本人拉致問題の全面的解決などを盛り込んだ。

 提言は6つの柱で構成している。9月の党総裁選で連続3選を目指す安倍晋三首相(総裁)を支持する立場から「謙虚な保守政治を堅持し、戦後レジームからの脱却を完成させる」を最初の柱として掲げた。

 外交では、二階氏が中国や韓国などアジアを中心とした近隣外交に積極的に取り組むことを踏まえ「アジア外交を強化するとともに拉致問題の全面解決を目指す」と明記し、拉致問題解決に向けて首相を後押しする姿勢を示した。

 このほか、二階氏がライフワークに掲げる国土強靱化や地方創生、財政健全化を軌道に乗せることを盛り込んだ。子供や女性に優しい施策を徹底し、少子化に歯止めをかけることも提唱した。提言は、二階派の議員の署名とともに、7日に首相に提出する。

 一方、二階氏は1日、南北軍事境界線がある板門店を視察した。二階氏は視察後、記者団に「大変意義の深いときに訪問することができた。(北朝鮮の非核化などの問題は)一朝一夕に解決するとは思わないが、努力を常日頃からやっておく必要がある」と語った。(ソウル 大島悠亮)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ