国民民主党、右往左往 強行採決抗議に加わらず、立憲民主にすり寄り 「対決より解決」強調するも

 とはいえ、現実は政権を担当するどころか、前途は曖昧模糊として見通せない。立憲民主党との距離感を演出する半面、支持率が堅調な同党にすがろうという魂胆も透ける。

 玉木氏は7日の党設立大会後の記者会見で「政権構想は野党第一党が示すことが筋だ」と語っている。大塚耕平共同代表は24日の会見で首相の有資格者を問われ、国民民主党所属議員より先に立憲民主党の枝野幸男代表の名前を挙げた。

 そもそも、玉木氏が率いた旧希望の党が旧民進党との合流にかじを切ったのは、立憲民主党などとの野党共闘路線に軸足を移すためだった。そのために旧希望の党は、昨年の衆院選で訴えた安全保障法制の実質的容認と憲法9条改正への積極姿勢を軌道修正した。

 左にぶれて行き詰まり、今度は右へ-。世論や他党の顔色をうかがいながら、文字通り「右往左往」しているのが国民民主党だ。

 25日の衆院厚労委での働き方法案採決の際、国民民主党の議員は、委員長席に詰め寄る立憲民主党議員らを遠巻きに眺めながら抗議の声を上げた。「抵抗野党」の輪にも、日本維新の会などの「是々非々野党」の輪にも入れず、ゆらゆらと漂う現状を象徴していた。(松本学)

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