5・3護憲派集会詳報(2)元朝日記者「国威発揚の改憲したら社会保障できない」

 〈落合恵子氏に続き、元朝日新聞記者の竹信三恵子・和光大教授がスピーチを始めた。大半は高齢者が占めている聴衆が拍手を送った〉

 竹信氏「先ほどから、どうしてこんなにひどい政権に3割もの支持がいまだにあるのかということを皆さんがおっしゃっていました。選挙制度のせいもありますし、いろんな問題点がたくさんあると思いますが、私、思うのは憲法9条について、もっと幅広く言葉を獲得しないといけないんだということだと思うんですね」

 「何のことかというと、あまり関心のない人には9条は戦争と、ただそれしかインプットしていません。だけど本当は9条は、本当はものすごく幅広い裾野を持っているということなんですね。考えてみましょう。戦争の前の社会ってどうですか。ほとんど毎回毎回10年ごとに日本は戦争をしていました。そしてそのたびに、ものすごい軍事費使いまくっていました。ちょっと統計を見てきたんですけど、日清戦争のときに財政のうちの軍事費69・4%。それから日露戦争81・9%。さらに日中戦争が始まったあとからは7割台でずっと来ている。財政の7割ですよ」

 「そしてさらに敗戦直前の1944年、85・3%。どうですか。こういうものに歯止めをかけられないで、どうやって国のお金を私たちの暮らしや社会保障や生活の安定、貧困解決に使えるんでしょうか。戦争が終わったときの日本国憲法と9条はそういうものを大転換させるという意味があったはずなんですね。だから70年も変えずにみんなそれでもってやってきた。変えなかったんですね。その転換に賛同していたからですね」

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