豊洲「千客万来施設」事業者、小池知事へ謝罪要求 「一方的に条件変更」

 築地市場(東京都中央区)の移転先の豊洲市場(江東区)で観光拠点「千客万来施設」の着工の見通しが立たない問題で、事業者「万葉倶楽部」(神奈川県)は25日、小池百合子知事の築地再開発構想で事業条件が一方的に変更されたとして、小池氏に謝罪を求めていることを明らかにした。

 都から同日までに事業実施の意思を明確にするよう求められていたが、判断できる状況ではないと文書で回答。小池氏は同日夜に幹部会議を開き、近く副知事を同社に派遣して説得に当たることを確認した。

 小池氏は報道陣から同社の謝罪要求への対応を問われ、「真摯な対応を重ねたつもりだ。これからもご理解を得られるように努めたい」と述べた。

 同施設の整備は、江東区が市場受け入れの条件としている。当初は昨年1月に着工する計画だったが、小池氏の市場移転延期で凍結。さらに昨年6月20日の築地再開発構想で競合施設ができる懸念があるとし、同社は撤退を含む対応を検討してきた。

 同社は報道各社へのコメントで、これまで都に対して「6月20日以前の状態に戻すこと」と「一方的に事業の条件を変更した小池氏の謝罪」を求めてきたと指摘。都から納得できる回答がなかったとした。

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