政府窮地も解散・総選挙を求めない野党 なぜ勝負しないのか

 【政界徒然草】

 安倍晋三政権が学校法人「森友学園」や「加計学園」をめぐる一連の問題で窮地に追い込まれ、政権交代のチャンスがめぐってきているにも関わらず、野党側から「解散・総選挙」を求める声があまり聞こえてこない。野党側は「内閣総辞職」を求めるばかりで、与党からも政権交代に向けた野党の本気度をいぶかしむ声すら出てくる始末だ。野党はなぜ勝負しないのか。

 「ほとんどの国民が首相が嘘つきだと分かっている!」

 立憲民主党の枝野幸男代表(53)は11日の衆院予算委員会で、こう気色ばんだ。

 枝野氏はこの日、加計学園の問題の焦点の一つである柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が平成27年4月に愛媛県職員らと面会し「首相案件」と述べた-とするメモの真偽について繰り返しただした。首相は「政府の文書ではない」などと述べ、メモに対する直接的なコメントは避けた。

 のらりくらりやり過ごそうとする首相の態度に枝野氏は「嘘つき」という言葉まで使って批判した。枝野氏は予算委後も「論理的に成り立たない答えで引っ張るしかなく、もはや政権を続けられる状況ではない」と語った。だが、これだけ怒ったにも関わらず、枝野氏が首相に解散・総選挙を迫ることはなかった。

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