参院予算委 安倍晋三首相「対話応じても北への制裁を緩めない」「対価与えない」 来週来日の韓国・徐薫氏と「突っ込んだ意見交換」

 安倍晋三首相は8日午前の参院予算委員会の集中審議で、北朝鮮が韓国との首脳会談の4月開催で合意した南北対話に関し「対話のための対話では意味がない。対話に応じたからといって(日本が)制裁を緩め、対価を与えることはあってはならない」と強調した。

 北朝鮮は非核化を議題にした米朝対話や核・ミサイル開発凍結の用意を表明したが、首相は「わが国は意味のある対話を行うためには、北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動を示すことが必要との立場だ」と述べた。北朝鮮に核・ミサイル計画を放棄させるため、日米韓の3カ国で協力し、圧力を最大限に高めていく方針を堅持する考えを示した。

 また、北朝鮮で金正恩朝鮮労働党委員長と会談した韓国の徐薫国家情報院長が来週来日する予定だと明らかにし、「日韓で突っ込んだ意見交換を行いたい。どういう話し合いが行われたのか十分に伺い、分析しなければならない」と語った。

 河野太郎外相は、南北対話が進めば緊張が緩和するとの見方がある一方、「(米韓の)軍事演習などへの反発としてさらなる挑発行動に出かねないとのいくつかの見方もある」と指摘した。その上で「北朝鮮との対話が非核化につながらなかった(過去の)教訓を十分に踏まえ、明確な非核化に向けた行動を取るまで、国際社会の経済制裁は決して緩められない」と強調した。

 いずれも自民党の三木亨氏への答弁。

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