政府、防衛駐在官を増員 中国の南シナ海進出めぐり情報収集強化

 日本政府は今月、フィリピンとベトナムに常駐する防衛駐在官を各1人から各2人に増員する。2018年度にはマレーシアの防衛駐在官も2人に増やす。3カ国とも中国が軍事拠点化を進める南シナ海で領有権争いを抱えており、中国の動向などに関する情報収集力の強化を図る。政府関係者が6日までに明らかにした。

 防衛駐在官は外務省職員の身分で在外公館などに駐在する自衛官。現地の軍関係者や各国駐在武官らと交流し、主に軍事情報の収集に当たる。政府関係者によると、この3カ国の防衛駐在官が複数体制になるのは初めて。増員により、各国との防衛協力もさらに進める方針だ。

 フィリピンには今月下旬、海上自衛隊の練習機「TC90」3機を引き渡す。こうした支援で南シナ海周辺国の海上警備能力を向上させ、中国の強引な海洋進出を牽制したい考えだ。(共同)

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