立民・枝野代表 質問時間“独占”で首相追及 民進色払拭も見せ場欠く…

 立憲民主党の枝野幸男代表は14日の衆院予算委員会の集中審議で、同党に割り振られた107分の持ち時間すべてを一人で使い、安倍晋三首相らに論戦を挑んだ。首相の憲法観や学校法人「森友学園」問題をめぐり理詰めで質問を重ね、印象操作や揚げ足取りに終始する前身の民進党の手法とは一線を画した。ただ、異例ともいえる党首の「独り舞台」は人材不足の裏返しでもある。

 枝野氏は一家言ある憲法問題に関する質問に多くの時間を割いた。

 「自衛隊は合憲であると政治的に決着しているのに、国民投票に850億円の税金を使う意味は理解しがたい」

 若手時代に「政策新人類」として注目された枝野氏らしく、9条に自衛隊の存在を明記する改憲案などで、首相に見解を一つ一つ問いただした。

 一方、官僚らに条文の法的拘束力などに関して事細かに説明を求める場面も多く、「党首対決」としては見せ場に欠けた。憲法の臨時国会召集規定や9条をめぐっては、横畠裕介内閣法制局長官を繰り返し指名し、法律家である枝野氏と官僚の禅問答の様相を見せた。

 ただ、肝心の首相への追及では「憲法審査会で(各党に)議論していただきたい」と従来通りの答弁でかわされ、「党をあげたヤマ場」(辻元清美国対委員長)として臨んだわりには成果に乏しかった。

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