北朝鮮拉致 「絶対奪還の強い意志を」 拉致家族ら元日から署名活動

 朝鮮半島情勢が緊迫する中、北朝鮮による日本人拉致被害者の即時帰国を訴える元日の署名活動が東京都日野市の高幡不動尊近くで行われ、増元るみ子さん(64)=拉致当時(24)=の弟、照明さん(62)は「助けを待ち、闘い続ける被害者を思い『絶対奪還する』という国民の強い意志を示していただきたい」と呼びかけた。

 昨年12月に90歳の母、信子さんを亡くした照明さんは「姉を待ち続けた胸中を思うと無念でならない」と強調。家族が老いや病に直面する現状をあげ「時間の猶予がない中で、家族は被害者救出という具体的成果だけを望んでいる。政府や政治家、官僚を早急に動かすには世論の後押しが重要です」と声をからした。

 昭和49年に新潟県佐渡市で拉致された疑いが濃厚とされる大沢孝司さん=失踪当時(27)=の兄、茂樹さん(76)は「生きているうちに会いたい。政府はあらゆる手立てを尽くしてほしい」と話した。

 署名は拉致問題解決に取り組む地方議員有志やボランティアが毎年行い、元旦の活動は14年目。参拝客らは「がんばりましょう」などと声をかけ、署名や募金に応じていた。

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