記者は見ていた!山尾氏のウソ「むき出しの好奇心などはまるでなかった」 選挙戦実際は批判の嵐

 翌23日に開かれた支援者との会合では、報道陣をシャットアウトした部屋の中から「(不倫疑惑が)事実無根なら法的手段を取る予定はないのか!」「はっきり違うと証明してくれないと、私たちも(有権者に投票してくれと)お願いできないっ」などと怒号が伝わってくる場面もあった。

 「男女の関係はない」と繰り返す山尾氏の説明が受け入れられていないのは明らかだった。

 一般の有権者も、赤ちゃんを抱いた若い女性は「不倫をしたのかしてないのか、はっきりしてほしい」と嫌悪感を示し、別の女性は「子供のこと(待機児童問題)で有名になった人だからね、こういう騒動はちょっと」と眉をひそめた。

 選挙戦で、共産党や立憲民主党は、対立候補を立てず、野党は無所属で出馬した山尾氏に事実上、一本化した。それでも自民党候補にわずか834票の辛勝で、1万票以上もの無効票が出た。

 山尾氏を支持する60代の女性は「自民を勝たせないためには山尾さんを応援するしかないんですよ!」と夕刊フジに怒りをぶちまけた。こうした「消極的支援者」も少なくなかったはずだが、一度当選してしまえば批判など関係ないのだろうか。

 選挙期間中も選挙後も疑惑に関する詳しい説明もなく、「公私に一線を引かせていただく」と自分で勝手に幕引き宣言した山尾氏。当選後は有権者の批判をなかったことにするような人に、持論の子育て支援や憲法改正を託せるはずもない。(宇都木渉)

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