日中首脳会談 安倍晋三首相、対北で協力要請へ

 【ダナン=田北真樹子】アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため、ベトナム中部ダナンを訪問中の安倍晋三首相は11日夕(日本時間同日夜)、中国の習近平国家主席と会談する。首相は核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対して最大限の圧力をかけるには、北朝鮮に影響力を持つ中国の協力が不可欠だとして、大きな役割を果たすよう求める見通しだ。両首脳は改善基調にある両国関係についても意見交換する。

 首相と習氏の会談は7月のドイツ・ハンブルク以来で、10月の中国共産党大会の後では初めてとなる。首相はフィリピン・マニラで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議にあわせ、李克強首相とも13日に会談する。

 日中両国は来年、平和友好条約締結40周年を迎える。日本としては、日中韓首脳会議の日本での年内開催を実現し、来年の安倍首相の訪中と、その後の習氏の訪日につなげたい考え。中国側も首相との会談に習、李両氏が応じるなど、関係改善に前向きな姿勢をみせている。

 ただ、中国による東シナ海での一方的なガス田開発や尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる強硬姿勢、スパイ行為に関わったとする日本人8人の拘束など、日中間の懸案は残ったままで、安倍首相が懸案の解決をどう習氏に迫るのか注目される。

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