小池都知事、豊洲の安全宣言は来年8月以降「直接お話をする機会を設けて頂ければ」

 東京都の小池百合子知事(65)は2日の定例会見で、移転が延期されている築地市場の豊洲市場への移転問題について、豊洲市場の追加対策工事を来年7月末までに完了した上で「安全安心な市場であることについて発信することを考えている」と述べた。「安全宣言」を出してほしいという築地の業界団体の要望に応じての発言だが、具体的な移転時期の決定までには、まだ時間がかかりそうだ。

 築地市場の主要業界団体のトップで構成する「築地市場協会」(伊藤裕康会長)は同日、都に要望書を提出した。内容は知事の安全宣言と、都が豊洲市場で実施する追加の土壌汚染対策工事を来年7月末までに終えると確約することだった。

 これに対して小池氏は会見で、専門家会議による安全性確認も含めて、来年7月末までに追加対策工事を完了させること表明。さらに「手続きも含めた安全面での条件がそろった段階で、安全安心な市場であることについて発信することを考えている」と安全宣言を出す考えを明らかにした。

 小池氏の発言は、大筋で協会側の意向を受け入れたものになっているとはいえ、まだ隔たりもある。協会側が安全宣言について「簡単明瞭に、はっきり宣言してほしい」としている一方で、小池氏は「ワンフレーズかどうかは別にして発信する」と曖昧さを残した表現をした。これまでも「ワンフレーズと言うよりも、全体的なパッケージで」としている。

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