衆院選栃木県情勢 野党共闘は2区のみ 構図固まる

 10月10日に公示される衆院選について、共産党栃木県委員会は6日、記者会見を開き、栃木2区で擁立を決めていた新人、小池一徳氏(56)の立候補を取り下げると発表した。民進党公認から無所属となり、同区から出馬予定の前職、福田昭夫氏(69)を事実上支援し、反自民勢力の結集を目指す。野党共闘は2区だけで、栃木県内選挙区は自民に希望などの野党が挑む構図がほぼ固まった。(楠城泰介)

 これで県内立候補予定者は自民5人、希望4人、共産4人、幸福実現1人、無所属2人の計16人となった。16陣営は6日、公示日に届け出る立候補に必要な書類について、県選挙管理委員会の事前審査を受けた。

 この日、県庁で開かれた会見で共産党県委員会の小林年治委員長は「同じような思いを持つ候補者が競合して選挙を戦うことは避けたい思いから取り下げた」と述べ、比例票の目減りを覚悟の上で野党共闘を重視したことを明らかにした。福田氏について、「安保法制反対や憲法を守っていくことでは、同じ思いで運動を進めていける人だ」と評価した。

 2区は前回選挙で、福田氏に199票差で敗れた自民前職の西川公也氏(74)が立候補を予定しており、両氏の一騎打ちとなる。

 共産党は安保法制などに反対の立場の候補者とは連携する構えで、安保法制に賛成の立場の新党「希望の党」には批判的。民進県連は、希望の党に福田氏を含めた3人の公認を申請したが、公認から外れた福田氏と1区の渡辺典喜氏(34)は無所属での出馬を決めた。

 福田氏同様、無所属で出馬する渡辺氏との共闘について小林委員長は「政策、公約がよく分からない。希望の党への公認申請も積極的だったと聞いている」として、栃木1区での共産候補の取り下げは否定した。予定通り、新人、青木弘氏(56)が出馬する。1区は他に、自民前職、船田元氏(63)、希望元職、柏倉祐司氏(48)が立候補を予定している。

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