希望の党 首相候補はいない? 細野氏か 若狭氏か…

 前原氏が首相候補として小池氏にこだわるのは、希望の党内に小池氏以外の適任者が見当たらない裏返しでもある。党内では、結党メンバーの細野豪志元環境相、若狭勝前衆院議員、中山恭子参院議員らの名前が挙がっている。

 だが、細野氏はいち早く民進党を離党したことで民進党内の反感が根強い上、過去の女性問題が蒸し返されるリスクをはらむ。若狭氏はまだ当選2回、中山氏では保守色が強すぎるとの指摘がある。前原氏自身は「私は民進党の代表だ」と否定している。

 首相候補不在で選挙戦に突入すれば、与党から批判を浴びるのは避けられない。東京の立候補予定者は「小池氏が首相候補として出馬してくれれば勢いが出るが、他の人では厳しい」と頭を抱えた。北陸信越地域の立候補予定者は「都政投げ出し批判を恐れたのは理解できるが、小池氏以外の誰かを首相候補にしても票が減るだけだ。小池氏以外では『話が違う』と怒る候補が続出しかねない」と懸念する。

 一方、菅義偉官房長官は記者会見で「誰を首相指名するのか明らかにしないのは分かりにくい」と重ねて挑発し、自民党の岸田文雄政調会長も党本部で記者団に「国民が物足りなさを感じる」と牽制した。

 小池氏は5日、過去の自社さ連立政権を引き合いに「自民党は政権を奪取するため社会党と手を結ぶ禁じ手を使った」と記者団に語り、自民党の安倍晋三首相以外の議員に投票する可能性も示唆している。

(沢田大典)

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