「枝野寝ろ」ならぬ「枝野立て」の声に押され決断

 立憲民主党の枝野幸男代表は4日夕、JR中野駅前で、同党結成に参加した長妻昭元厚生労働相らとともに街頭演説会に臨んだ。

 枝野氏といえば、旧民主党政権の官房長官として東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に対応した際、昼夜を問わず記者会見に臨む姿に、インターネット上で「枝野寝ろ」という呼びかけが広がったことで知られる。

 枝野氏は演説で、新党結成について「1週間前は全く考えていなかった」と述べ、「枝野寝ろ」ならぬ「枝野立て」の声に押されて決断したことを明かした。詳報は次の通り。

 「『このままでは選択肢がない。しっかりと私たちの声を受け止める受け皿を用意してほしい』-。多くの声をいただきました。『枝野立て』と言っていただきました。でも、新しい党を作るなんて1週間前は全く考えていなかった。ためらいも不安もあった。だれよりよりもすぐそばで背中を押してくれたのが長妻昭さんだった」

 「政治や社会のあり方を大きく転換しましょう。格差が拡大して、ごく一部の人がどんどん豊かになる一方で、貧困が拡大する。それは当事者だけの問題ではない。社会全体が荒廃していく道筋を誰かが止めなければならない。格差の拡大を放置し、貧困にあえぐ人を放置し、そんな社会がみんなが幸せになる社会になるはずがない。富める者、強い者を強くすることで社会全体を引き上げるという『上からの政治』ではなく、厳しい環境にある人を、苦しんでいる人を、社会を下から支えて押し上げる。こうしてこそ日本の社会は前に進んでいくのではないですか」

 「そんな社会を作るために政治が変わらなければならないんです。民主主義とは、強いリーダーが自分の考えを国民に押しつける、そんなものではない。選挙で勝ってたまたま国会で数があるから何でも好き勝手にやっていい、それは民主主義ではない。民主主義とは国民の皆さんが主役の政治です。みんなで相談してみんなで決める。でも、みんなではできないから代表を選び、代表である議員が話し合った結果、どうしても決められないときだけ多数決で決める。これが民主主義だ」

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ