衆院解散 走り出す注目の前議員、スキャンダルで逆風も

 衆院選への事実上の号砲が鳴った28日、メディアで注目度が急上昇中の前議員たちはどう動いたか。新党結成の功労者は笑顔を、スキャンダルで離党を余儀なくされた者はこわばった表情を浮かべ、10月22日のゴールに向けて走り出した。

 急速に「台風の目」に躍り出た希望の党で、小池百合子代表に近い若狭勝氏(60)=東京10区=は正午前、無数のフラッシュを浴びながら本会議場に入った。他の議員からは「時の人」「お手柔らかに」などと声がかかった。

 衆院解散後、テレビの生中継出演に続き、結団式を実施。議員会館に集まった衆参両院の所属議員らを前に、若狭氏は「一致団結して初の国政選挙を乗り切ろう」と呼びかけた。その後報道陣に対し、「結党宣言に軸足を置き、ぶれずに戦う。多くの人が来て訳が分からなくなってはだめだ」と言葉に力を込めた。

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題で防衛相を引責辞任した自民党の稲田朋美氏(58)=福井1区。午前11時ごろ、「勝負服」と認める濃紺のスーツに身を包み、髪を黒く染め、国会に姿を現した。

 解散後は、党の両院議員総会で安倍晋三首相と固い握手。午後3時半に公認証書を受け取ると、「政治家としての原点に返る」と意気込みを語り、福井の地元へ戻るため慌ただしく羽田空港へ向かった。

 一方、既婚男性との交際疑惑で民進を離党し、無所属での立候補を表明した山尾志桜里(しおり)氏(43)=愛知7区=は、本会議を欠席。公の場に姿は見せず、議員会館の事務所もひっそりとしていた。8日に離党して以降、公の場に登場したのは22日だけだ。

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