内閣支持率が5割回復 解散・総選挙決断の後押しに 安倍晋三首相不信の払拭は「?」

 【安倍政権考】

 安倍晋三内閣の支持率が回復基調にある。核実験やミサイル発射を繰り返す北朝鮮の脅威と政府の対応が一因になったとみられ、安倍首相が28日召集予定の臨時国会冒頭で衆院を解散する決断を後押しすることになった。衆院選の結果次第でさらなる上昇もあり得るが、7月に急落した要因は「首相への不信感」だっただけに、政権幹部は「一喜一憂すべきでない」と気を引き締めている。

 「政府としては、国民の声に耳を傾けながら信頼をいただけるように一つ一つ結果を出して努力していきたい。国民の安全、安心をしっかりと確保し経済最優先で頑張っていきたい」

 菅義偉官房長官は19日の記者会見で、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が16、17両日に実施した合同世論調査で内閣支持率が50・3%になったことにこう答えた。5割を回復したのは5月以来4カ月ぶりだ。

 背景には北朝鮮情勢がある。8月3日の第3次安倍第3次改造内閣発足後、北朝鮮は米領グアム沖へのミサイル発射計画を公表し、同月29日と9月15日に北海道上空を通過する弾道ミサイルを発射。9月3日には6回目の核実験を強行した。菅氏が「戦後最大の危機的な状況」と表現するように朝鮮半島の緊張はかつてないほど高まっている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ