核・ミサイル技術で独裁者を支える危ない北朝鮮の科学者 軍事研究を忌避する日本の危ない科学者

 【野口裕之の軍事情勢】

 核・ミサイルの実験や発射が成功する度に、満足げに笑う北朝鮮・朝鮮労働党の金正恩委員長を囲み、けんしょう炎になるのではないかと心配するほど強い拍手をする人々がテレビ映像で流される。朝鮮人民軍の軍服に身を包んではいるが、多くは核・ミサイルの開発に携わる科学者や技術者たち。核・ミサイル開発は、米国を揺さぶり→対話の席に着かせ→朝米平和条約を締結する、北朝鮮が描く戦略を実現させる国是だ。

 従って、開発を担う科学者や技術者は「国宝」であり、配給が優先され、マンションなども無償提供。失敗しても粛清確率は高くないとされる。しかし、開発で失敗が続き、独裁者として君臨する金正恩氏の権威を侵害するなど許容範囲を超えれば、どんなむごたらしい罰を下されるかも分からない。筆者には、彼らが恐怖に脅え、作り笑顔で金氏に媚びへつらう「哀れな僕(しもべ)」に映る。

 反面、自由なはずの日本にも「哀れな」科学者が、戦後70有余年もたって「霊界」ならぬ「学界」に憑依したまま離れない。彼らの考えは結果的に、「毒ガスの研究なしに、国民の生命を守る最新型防毒マスクの開発ができる」と信じているに等しい。

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