拉致問題解決へ「団結」誓い 安倍首相「司令塔となり北に決断迫る」

 北朝鮮による拉致被害者家族会や「救う会」などは17日、東京都千代田区で国民大集会を開き、安倍晋三首相があいさつで「拉致問題は最重要課題で、最優先に取り組む姿勢に変わりはない。安倍内閣で解決する強い覚悟のもと、私が司令塔となり北朝鮮に決断を迫りたい」と決意を語った。

 安倍首相は、平成14年の日朝首脳会談から同日で15年となることを踏まえ「会談に同席した者として、5人の被害者とご家族の帰国しか実現していないのは痛恨だ」と強調。高齢化する被害者や家族に残された時間が限られる中、「一刻の猶予もない。解決には日本国民が一致団結し、強い意志を示すことが重要。私も全力を尽くす」と誓った。

 また、北朝鮮が核・ミサイル開発を加速させる情勢について「国際社会全体で厳しい制裁を一糸乱れず履行し、最大限の圧力をかけなければならない。挑発の中で拉致問題を埋没させてはいけない」と訴えた。

 家族会代表で田口八重子さん(62)=拉致当時(22)=の兄、飯塚繁雄さん(79)は「核・ミサイルばかり話題となり拉致問題が置き去りになっていると感じる。何としても今年中の解決をお願いしたい」と力を込めた。

 14年に帰国した拉致被害者、曽我ひとみさん(58)も「本当に私たちが帰ってきてよかったのか。みんな一緒に帰ってくれればよかったのに、とずっと思っている」と苦しい胸の内を明かし、解決に向けた世論の後押しを呼びかけた。

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