民進党代表選 前原誠司氏、圧勝かなわず 地方で枝野幸男氏に一定の賛同

 1日に投開票された民進党代表選は、前原誠司新代表が総ポイントの約6割にあたる502ポイントを獲得し、332ポイントの枝野幸男元官房長官に勝利した。ただ、予測されたほどの圧勝はかなわず、党内の信任が盤石ではないことを印象づけた。

 国会議員(142人)に関しては、前原氏が100票前後を獲得してトリプルスコアで圧勝するという観測もあった。しかし実際は、前原氏が自身のグループや旧民社党系グループを中心に83票(166ポイント)だったのに対し、枝野氏は枝野氏は赤松広隆前衆院副議長のグループなどから51票(102ポイント)を獲得した。地方議員と党員・サポーターを合わせた「地方票」はさらに差が縮まり、252ポイント対188ポイントだった。

 代表選で両氏の違いが最も際立ったのは野党再編をめぐる立場だった。前原氏が離党者らとの将来的な連携に含みを持たせたのに対し、枝野氏は対抗馬擁立を強く訴え、「ここが一番の争点だ」と周囲に漏らしていた。かつて除名した議員を平気で「復党」させた民進党の節操のなさが失笑を買っただけに、地方議員らが納得できるガバナンス(統治)を掲げた主張が、地方から一定の賛同を得たといえる。

 党員・サポーター票を都道府県別にみると、前原氏は地元の京都で5ポイント対0ポイントで圧勝するなど、27府県を制した。枝野氏は地元の埼玉や、支持を受けた岡田克也元代表の地盤の三重など6都道県で勝利した。14県では引き分けだった。

(松本学)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ