民進党代表選 論戦最終盤 前原誠司元外相「高齢者・若者、安心に」 枝野幸男元官房長官「国会議員が風に流される政党はだめ」

 民進党代表選は9月1日の投開票に向け最終盤の論戦に突入した。立候補している前原誠司元外相(55)と枝野幸男元官房長官(53)は28日、東京・有楽町でそろって街頭演説会に臨み、支持を訴えた。

 前原氏は年金や介護、雇用の問題に力点を置いて演説し、自己責任社会との決別を掲げた代表選公約「オール・フォー・オール(みんながみんなのために)」の施策を紹介した。その上で「高齢者も若い人も安心して生きることができる仕組みを作る。そのための受け皿を民進党代表になって必ず作る」と力説した。

 枝野氏は「国会議員がその時々の風に流されてふらふらしている政党ではだめだ」と野党再編への慎重論を重ねて示し、再編積極派の前原氏との違いを際立たせた。持論の「原発ゼロ」の早期実現をめぐっては「明確に方向性を示そう」と意欲を示した。憲法改正については「憲法を守ってから憲法改正だといえ、と声を上げる」と主張した。

 この後、両氏は都内のホテルで共同記者会見した。

 国政選挙での共産党を含む野党共闘に関し、枝野氏は「できるだけ野党の候補は1人であったほうが分かりやすい」と強調した。一方で前原氏は、共産党との協力を忌避する持論のトーンを弱め「地域の自主性があるだろう。柔軟に対応する」と述べるにとどめた。

 両氏は訃報が伝わった羽田孜元首相の思い出にも触れ、前原氏は「気さくな人柄でありがたい思いでいっぱいだ」、枝野氏は「先輩方の積み重ねを生かし大きく飛躍させていかなければならない」としのんだ。

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