実は政策もソックリな前原元外相と枝野元官房長官 その相違点は? 民進党代表選

 民進党代表選(9月1日投開票)に立候補した前原誠司元外相(55)と枝野幸男元官房長官(53)は平成5年の初当選以来、同じ政党で活動を続けてきた。日本新党、新党さきがけ、民主党、民進党…。それだけに代表選での両氏の主張を細かくチェックすると、実は方向性が近い政策も多い。ただ、政権奪還に向けた非自民勢力の結集をめぐっては、描く青写真に違いも垣間見える。

 東京・内幸町の日本記者クラブで22日に開かれた代表選の公開討論会で、前原氏は隣席の枝野氏に切々と語りかけた。

 「お互い24年間国会議員をやってきて、民進党を立て直さなければ日本の民主主義は機能しないという思いで立候補している…」

 両氏は「新党ブーム」に沸いた5年の衆院選で日本新党から初当選した。その後も行動をともにし、現在も同じ党内グループ「凌雲会」に所属している。グループでは前原氏が会長を務め、枝野氏は幹事長だ。

 東京・永田町の衆院第1議員会館の同じ階にある両氏の事務所には、同一の場面の写真が飾られている。6年5月、当時の日本新党を離党した前原、枝野両氏らが新会派「民主の風」を結成したときのものだ。

 「あのときは与党から出るという動きだった。『目先の損得で政治家は動いちゃいけない』ということで動いた。その原点は絶対に変えてはいけない」

 枝野氏はこう振り返る。

 今回の代表選での主張も実は似通った部分が多い。

 憲法9条1、2項を維持した上で自衛隊の存在を明記する安倍晋三首相(自民党総裁)の改憲案に対しては、集団的自衛権行使を容認した安全保障関連法が違憲という主張に基づき、反対で足並みをそろえる。医療や介護の充実に力点を置いているのも同じだ。

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