オスプレイが墜落事故後、初めて日米共同訓練に参加 北海道大演習場

 米軍の新型輸送機オスプレイが18日、10日から北海道大演習場(千歳市など)で行われている陸上自衛隊と米海兵隊の共同訓練に参加した。5日にオーストラリア沖で起きた墜落事故を受け当初、参加は見送られたが、安全の飛行が可能として訓練に参加することになった。墜落事故後、オスプレイが日米共同訓練に参加するのは初めて。

 陸自北部方面隊などによると18日午前10時40分すぎ、オスプレイ1機が青森県三沢市の米軍三沢基地を離陸。同11時半ごろ、北海道大演習場(恵庭市など)に到着した。2機目は同11時50分すぎに三沢基地を飛び立ったが、「天候上の理由」で引き返した。

 1機目から米海兵隊・第36海兵航空群長のジェームス・ハープ大佐が降り立つのを、陸自第11旅団副旅団長の岩名誠一1等陸佐が出迎えた。岩名1佐は共同記者会見で「オスプレイは陸自も配備予定で、将来の運用を見据えての訓練は意義がある」と述べた。

 ハープ大佐は「オスプレイは非常に高性能で、迅速に展開し、アジアや太平洋の島々で力を発揮できる。日米で有事への対処能力を向上させる」と強調した。

 会見の後、岩名1佐ら自衛隊員もオスプレイに乗り込み、飛行するなどの訓練を繰り返した。

 共同訓練は当初、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のオスプレイ6機が初日から参加する予定だったが、日本政府はオーストラリア沖での事故後、飛行自粛を要請。米側の安全性に関する説明を受け、飛行再開を容認した。道や地元自治体は安全対策を要請している。

 訓練は28日まで同演習場のほか、上富良野や矢臼別演習場などで陸自側約1300人、米軍側約2千人で空中機動や射撃などの機能別訓練などを行う。

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