「豊洲の早期移転、優先」 小池知事、関連73億円の予算案表明

 築地市場(東京都中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題で、小池百合子知事は10日の定例会見で、豊洲の追加土壌汚染対策工事費など移転関連費用として、今年度と来年度分の計73億円の予算案を28日招集の臨時議会に提出することを表明した。

 9月20日開会予定の定例会を待たずに提案する理由について「一言でいえば豊洲市場への早期の移転を円滑に行うため。それを最優先させる」と説明した。

 築地跡地には2020年東京五輪・パラリンピックの主要道路となる環状2号線を通すほか、輸送拠点として利用する計画で、五輪準備を加速させる狙いもあるとみられる。「(移転時期は)市場関係者の納得、理解が何よりも重要。一方で、2020年大会のデポ(輸送拠点)、道路がある」と述べた。

 予算案には、小池氏が6月に打ち出した大会後の築地再開発に向け、検討費として2千万円を計上。予算成立後、速やかに検討会議を立ち上げるとして「検討をスピード感を持って進めていく」と述べた。

 また、都中央卸売市場は10日、豊洲市場の環境影響評価(アセスメント)の変更届を都環境局に提出した。当初のアセスでは主要建物下に土壌汚染対策の盛り土があるとしていたが、昨年9月に未実施だったことが判明。今回の追加対策工事を実施する内容の変更届で、中央卸売市場は「環境への影響は小さい」として、アセスのやり直しではなく変更で済むとみている。

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