外交デビューの河野太郎外相 中韓にクギ 韓国には慰安婦合意履行要求 父の「負の遺産」と一線

 フィリピンを訪問中の河野太郎外相は7日、領土問題や歴史認識問題を抱える中国、韓国、ロシアの外相と会談した。父の河野洋平元衆院議長、祖父の河野一郎元農相は外交の重要局面で役割を果たしただけに外交に対する思い入れは強く、韓国の康京和(カンギョンファ)外相との会談では慰安婦に関する日韓合意の履行を求めた。しかし、外交をめぐる河野家の足跡は「負の遺産」の側面もある。日中外相会談では父が原因となり、いきなり苦境に直面した。

 「あなたのお父さんは正直な政治家だった。慰安婦問題で発表した談話も日本の誠意を代表していた」

 7日の日中外相会談で、中国の王毅外相は報道陣の前で河野外相の父、洋平氏の「功績」を並び立てた。

 洋平氏は自民党きっての親中派で、中国側は南シナ海問題で河野外相に穏健な発言を期待していたとみられる。河野外相は一連の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議で、中国の一方的な現状変更に批判を繰り返した。河野外相の父が洋平氏でなければ、王氏もここまで激しく反発しなかったかもしれない。

 「プラスもマイナスもある。マイナスだけ取り上げてどうこうというあれでもない」

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