激変した「ポスト安倍」めぐる党内力学 岸田氏最右翼も、河野氏と野田氏が“乱入” 石破氏は無視

 「野田、河野両氏の起用で、2人も『ポスト安倍』に名乗りを上げるだろうが、やはり中心となるのは岸田、石破両氏だ。安倍首相は総裁3選を目指しているが、内閣支持率次第で難しくなる。その場合、岸田、石破両氏の争いになる。野田氏も当然出るだろう」

 政治評論家の森田実氏は先月中旬、安倍首相と二階俊博幹事長と官邸で昼食をともにした。その際、吉田茂元首相と佐藤氏の例を引きながら、「長期政権の維持には人事をやりながら、常に『国民に信を問う』姿勢が大事だ」と助言したという。

 森田氏はやや違う視点で、「自民党は、フランスで起こった『マクロン現象』を警戒すべきだ」といい、解説した。

 「マクロン仏大統領は今年6月の国民議会選挙で新党を立ち上げて圧勝し、伝統的な左右政党は完敗した。自民党はこれまで2度下野したが、原因は『保守分裂』だ。安倍首相が、野田、河野両氏を閣内に取り込み、反安倍勢力を分断したことで、当面の危機は避けられた。来年の総裁選で党内にしこりが残った場合、反安倍グループと小池都知事が一緒になり、新党を結成し、勝負に出る可能性が大いにある」

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