「絶対に諦めない。倒れてもはってでもやる」 拉致被害者「即時奪還」へ 署名活動

 北朝鮮による拉致問題の解決を訴える街頭活動が5日、埼玉県川口市の「たたら祭り」会場で行われ、被害者家族らが即時奪還を求める署名を呼びかけた。

 田口八重子さん(61)=拉致当時(22)=の兄、本間勝さん(73)は「朝鮮半島情勢も不透明だが、局面を打開してほしい。拉致の解決には、国民世論の声が最大の後押しになる」と力を込めた。

 署名には拉致問題を考える川口の会や、救う会埼玉の有志らが参加。厳しい暑さの中、同県関係の被害者、特定失踪者のパネルなどを手に署名を募った。

 「被害者を実際に救出できるのは国だけ。家族は必死に声を上げるぐらいしかできない」。照りつける厳しい日差し。滴る汗を気にする素振りもなく、本間勝さんは署名のボードを抱え通行人に声をかけ続けた。

 家族らがたたら祭りで活動を始め、既に15年。本間さんも持病を抱え、体力の限界を感じるが、今年も冷え込む元旦から街頭に立ち、救出を訴えてきた。

 「妹に会うまで、絶対に諦めない。倒れてもはってでもやる。それが家族。皆、同じ思いですよ」

 この日は熊本県から松木薫さん(64)=同(26)=の姉、斉藤文代さん(72)も駆け付けた。斉藤さんも持病に不安を感じつつ、各地を飛び回る。休む間もなく、6日に仙台市に移動し東北三大祭りの一つ「七夕まつり」で行われる署名活動に参加する。

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