民進党代表選 枝野幸男氏VS前原誠司氏 党内対立最終決戦か

 9月上旬にも行われる民進党代表選は、あやふやな党の基本政策や野党共闘のあり方を決着させる戦いとなりそうだ。リベラル派の支持を集める枝野幸男前幹事長と保守色の強い前原誠司元外相は、共産党との共闘や安倍晋三首相が掲げる憲法9条改正をめぐり違いが目立つ。代表選は両氏の一騎打ちとなる公算で、議論が激化すれば党分裂の可能性もある。(水内茂幸)

 「今週には最終判断したい」

 前原氏は30日、京都市で記者団に、8月2日の両院議員総会後に出馬を判断する考えを示した。「こういう社会をつくりたいと旗を掲げたいとの思いは昨年と変わらず、むしろ強まっている」とも述べ、週内に正式に出馬表明する方針だ。

 前原氏は本来、同時刻に京都市で別の予定があった。共産党の穀田恵二国対委員長の在職20周年記念パーティーで祝辞を述べるはずだった。しかし、蓮舫代表が辞任を表明した直後、欠席を伝えたのだ。

 前原氏には、次の代表選をにらみ共産党との連携色を薄める思惑があったとみられる。前原氏は共産党を「シロアリみたいなもの」と酷評したこともあり、民共共闘に否定的だ。ただ、昨年4月の衆院北海道5区補選で共産党の小池晃書記局長と選挙カーに同乗したこともあり、腰は定まらない。

 一方、枝野氏は幹事長時代、岡田克也前代表と民共共闘を進め、昨年7月の参院選で初めて統一候補を実現した。今月29日のさいたま市の集会では「党綱領や考え方を左右されることなく協力や応援してくれるのなら、排除する理由はまったくない」と述べた。

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