「日本の国会は一体、何をしているのか」 拉致被害者の即時奪還へ方策議論 東京で救う会が集会

 北朝鮮による拉致被害者の即時奪還を訴える集会が27日、東京都文京区で開かれ、「救う会」の西岡力会長と福井県立大の島田洋一教授が、緊迫化する朝鮮半島情勢の中で拉致問題解決につなげる方策を探った。

 西岡氏は米国を直接攻撃できる核・ミサイル開発を北朝鮮が加速させる中、米朝の緊張感はこれまで以上に高まっていると指摘。「危機は確実に迫っているが日本の国会は一体、何をしているのか。拉致被害者をどう救うか、真剣に議論すべきだ」と強調した。

 島田氏は、米国の世論調査で北朝鮮への武力行使を容認する意見が過半数となるなど、核・ミサイル開発や人権問題に「厳しい見方が広がっている」と分析。一方、米国に危険が及ばない限り北朝鮮の行動を容認する妥協的な声もあり「米国第一主義の側面も根強い。拉致問題も米国頼みだけでは厳しい」と指摘した。

 集会に参加した田口八重子さん(61)=拉致当時(22)=の兄、本間勝さん(73)は「与野党が不安定化する中で政府の拉致問題への取り組みにも不安がよぎる。改めて、北朝鮮に圧力をかけるあらゆる手段を実行に移してほしい」と訴えた。

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