九州新幹線長崎ルート試験車両、台車の車軸に摩耗 フリーゲージ導入遅れも

車輪幅の切り替わる軌間変換装置を通過するフリーゲージトレイン=3月、熊本県八代市

車輪幅の切り替わる軌間変換装置を通過するフリーゲージトレイン=3月、熊本県八代市

 国土交通省は14日、九州新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の専門家委員会を開いた。今年3月まで実施していた車両の性能を確認する試験で、台車の車軸に摩耗が見つかったとする結果を報告。実用化の前提となる耐久走行試験の再開は困難とみられ、2022年度に予定された導入が遅れる可能性が出てきた。

 専門家委は、部品の改良により車軸の摩耗は以前より改善したものの、耐久走行試験を実施するにはさらなる対策が必要と指摘する見込みだ。

 同日午後には、与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチームの検討委員会が開かれ、今後の対応を協議。

 長崎ルートは22年度の暫定開業時に新幹線と在来線の両方を走行できるFGTの先行車を導入し、25年度以降に量産車での全面開業を目指していた。FGT導入が遅れれば、新幹線と在来線特急を乗り継ぐ「リレー方式」での営業が継続することになる。

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