「塩崎厚労相続投で受動喫煙防止を」臨時国会前の改造で懸念?の松沢成文氏が要請

 受動喫煙の防止対策強化を盛り込んだ健康増進法改正案の成立を訴える松沢成文参院議員(無所属クラブ)が16日の参院予算委員会で、安倍晋三首相に対し塩崎恭久厚生労働相の“続投”を求めた。国会閉会後に内閣改造が想定されていることを踏まえ、飲食店などの原則禁煙に取り組む塩崎氏にエールを送った形だが、首相は「この問題について、まとめていただきたいと思っている」と意味深長な答弁にとどまり、続投は確約しなかった。

 松沢氏は政府が今国会で改正案の提出を見送ったことについて「大変残念だ」とした上で、「受動喫煙対策を徹底していく」と述べていた首相に対し「最高責任者としてどう考えているのか」と詰め寄った。首相は3年後の東京五輪・パラリンピックに向け「世界に恥ずかしくない対応を取っていきたい」と答えた。

 しかし、松沢氏は答弁に不満な様子で、「たばこの問題だからといって、けむに巻かないでください」と批判。規制のあり方をめぐる塩崎氏と自民党の調整が「暗礁に乗り上げている」とし、「首相の出番だ。塩崎氏と茂木敏充政調会長を呼んで『こういう方針で行け』とリーダーシップを取るのが首相の役目だ。トップとしてのリーダーシップの放棄ではないか」と問い詰めた。

 これに対し、首相は「調整が暗礁に乗り上げているわけでは決してない。今少し時間が必要だというのが私の認識だ」と反論した。さらに「受動喫煙対策は政府・与党挙げて取り組むべき課題であり、内閣として成案を得て国会に法案を提出すべく全力を尽くしていく考えだ。決して私が責任を放棄しているわけではない」と語り、塩崎、茂木両氏に結論を得るよう指示していると強調した。

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