衆院区割り変更 自民党の定数削減県、優遇求め「二階俊博幹事長詣で」

 「一票の格差」を是正する衆院選挙区の新しい区割りが7月16日にも施行されるのを前に、自民党執行部は今月27、28両日に定数減となる6県連の幹部から事情を聴取する。対象県のうち全選挙区を自民党が独占する地域の議員からは、優遇を求める「幹事長詣で」の動きも出始めている。

 森山裕前農林水産相ら鹿児島県選出の衆院議員5人は14日、党本部で二階俊博幹事長、古屋圭司選挙対策委員長と面会し、区割り改定で同県の定数が5から4に減ることを受け、比例代表での優遇など5人全員が当選できるよう求めた。

 次期衆院選では、鹿児島3区が地盤の宮路拓馬氏(比例九州)が単独の比例代表候補に回る公算が大きい。森山氏は「どうしても1人は比例でお願いしなければならない。議席を確かなものにしてほしい」と比例名簿上位での処遇を求めた。二階氏は明言を避けたが、森山氏は記者団に「十分にご理解をいただけた」と語った。

 定数が5から4に減る熊本県選出議員5人も6日、二階氏らに同様の嘆願書を提出した。比例代表九州ブロックの定数も1減の20となることから、熊本、鹿児島両県による比例枠の奪い合いも激化しそうだ。

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