憲法施行70年 鳩山由紀夫氏も枝野幸男氏もバリバリの9条改正案を発表していた事実

 日本国憲法は5月3日、1度も改正されないまま施行70周年を迎えるが、衆参両院の憲法審査会の議論はなかなか進まない。野党第一党の民進党が共産党などと一緒になって「安倍政権のもとでの憲法改悪に反対」などと主張し、“職場放棄”しているのが原因の1つだ。だが、そんな民進党でもかつて、幹部たちが憲法9条改正などを訴え、具体案を示していた。

 「日本国は、自らの独立と安全を確保するため、陸海空その他の組織からなる自衛軍を保持する」

 「日本国は、国民統合の象徴である天皇を元首とする民主主義国家である」

 民進党に批判されている自民党の憲法改正草案(平成24年)の条文に似ているが、そうではない。平成17年2月、旧民主党(民進党の前身)の鳩山由紀夫元首相がまとめ、自身のホームページでも公表している「新憲法試案」の一部である。鳩山氏は代表を長年務めた党の実力者で、後に首相に就任する。

 その人物が9条改正を高らかに宣言し、天皇を「元首」と位置づけたわけだ。試案では集団的自衛権の限定的な行使も容認した。緊急事態において首相が緊急命令を発布できるという条項も設けた。

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