拉致被害者救出へ 「自衛隊活用」の具体策検討を 「予備役ブルーリボンの会」の荒木和博代表ら

 朝鮮半島で軍事的緊張が高まる中、有事の際、北朝鮮による拉致被害者を救出する具体的な方策が焦点として浮上している。自衛隊を活用した救出策を提言し続けてきた「予備役ブルーリボンの会」代表の荒木和博氏(60)は「拉致は根本的に安全保障の最重要課題。自衛隊が拉致被害者を救出できる現実を伝えたい」と啓発を急いでいる。

 荒木氏らは昨年、自衛隊の救出活動を詳細にシミュレーションした「自衛隊幻想 拉致問題から考える安全保障と憲法改正」(産経新聞出版)を出版。各地でシンポジウムを開き、多くの聴衆が詰めかけた。今月も15日に北海道旭川市、29日に秋田市で開催する。

 同書は、国民を救出・保護したくても、相手国の同意がないと自衛隊が活動できない実態など、憲法や法の限界をあぶり出し、国防の根本へメスを入れた。反響は大きく、「自分の国は自分たちで守らねば。今の法で日本は大切な人を守れない」(福岡県の30代女性)、「憲法改正しなければ拉致被害者は永久に帰還できない」(長野県の50代男性)など、幅広い世代から声が寄せられている。

 シンポは荒木氏と、共著者で自衛隊の特殊部隊創設に関わった同会幹事長の伊藤祐靖氏、幹事の荒谷卓氏らが参加予定。現場の実情を踏まえ、豊富な資料や動画などで分かりやすく解説し、質疑応答も行う。

 詳細は同会ホームページ(http://www.yobieki-br.jp/)。

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