駐韓大使が3カ月ぶりに帰任、韓国に到着 安倍首相、慰安婦問題に関する「日韓合意」履行へ働きかけを指示

 政府は4日、韓国・釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦像への対抗措置として一時帰国させていた長嶺安政駐韓大使を約3カ月ぶりに帰任させた。これに先立ち、安倍晋三首相は長嶺氏と官邸で会い、像撤去に向けた「韓国政府の努力」を明記した一昨年末の日韓合意の履行を韓国政府に働きかけるよう指示した。

 長嶺氏は4日夜、民間機で韓国・金浦空港に到着。記者団に「黄教安大統領代行らに直接会い、慰安婦問題での日韓合意の実施を強く求めていく」と語った。さらに、北朝鮮の核・ミサイル開発問題について「日韓間で協力、連携していくことは極めて重要だ。5月の韓国大統領選も見据え、これらの問題に対応していく」と述べた。

 菅義偉官房長官も長嶺氏と面会し、任務に万全を期すよう指示した。菅氏は記者会見で、長嶺氏帰任について「(韓国大統領選の)情報収集に力を入れて次期政権に十分備えることは当然だ」と述べた。日韓合意の履行については「強く働きかけ、次の政権に継承する」と強調した。

 岸田文雄外相は記者会見で「北朝鮮問題について(韓国側と)ハイレベルな緊密な情報交換、連携が重要だ」と述べた。日韓合意の履行を韓国政府に粘り強く働きかけていく方針を改めて表明した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ