豊洲問題 石原元知事の「腹心中の腹心」元副知事の浜渦武生氏とはどんな人?

 石原慎太郎元知事に長年仕えた側近で、都庁や都議会内で「腹心中の腹心」とも称された元副知事の浜渦武生氏。石原氏からその手腕を見込まれ、東京ガスの用地交渉を任されており、19日の都議会百条委員会でも自らの交渉術については雄弁に語った。

 「人間関係でずいぶん汗をかいた」。浜渦氏はそう強調した。質問に答える形で、交渉に臨む際には東ガス幹部と親戚関係にある国会議員に取り次ぎを依頼したり、地元である江東区議会の「有力な方」に挨拶をし要望を聞き取ったりするなどの“地ならし”をしたエピソードを披露した。

 浜渦氏は石原氏が衆院議員時代に秘書を務め、石原氏の知事当選後に特別秘書を経て、平成12年7月に副知事に就任した。

 「1日1個」。都関係者によると、浜渦氏は特別秘書時代から毎日1つの政策課題を見つけ、検討することを目指し、庁内外を精力的に回ったとされる。「現場に緊張感が生まれた」との評価がある一方、副知事就任後は週に2、3回しか登庁しない石原氏の代理として次第に「政策」と「人事」を統括していった。

 浜渦氏と直接会える幹部は一部に限られ、他の職員はさまざまな施策の了承を得る際、A4判1枚の文書で報告し、伺いを立てるのが慣例だったという。

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